“FALCON” 検査事例①:透明ガラス瓶の口元割れ検査

1.どのような工程で外観検査を検討したのか?

目視検査を行っていた毎分数十本のペースで生産しているガラス瓶の口元の欠け検査工程で検討。

2.課題は何だったのか?

透明ガラス瓶は、光を透過するため後面の映り込みが発生し、高光沢のため光が反射してしまうなど検査が困難。したがって、対応できる外観検査装置は無し。かつ数万本/日のガラス瓶を正確に目視検査をし続けるのは集中力の観点から困難。そのため、人による外観検査では不良品が後工程へ流出しており、外観検査システムによる見逃し抑制を希望。

3.どんなシステムを検討したのか?

生産ラインのベルトコンベア上、透明ガラス瓶を横方向から複数カメラで検査するシステムを検討。1秒間に1本以上の検査を実現。

4.課題解決はどうなったのか?

検討初期に透明ガラス特有の透過や反射により、正常品を誤検出。撮像環境の最適化と検査条件の調整により誤判定を1%未満まで抑制。

5.なぜAFC研究所と取り組んだのか?

お客様がこれまで複数社の外観検査システムメーカーの製品を検証、導入。しかし、「①検出精度が悪い」「②AIの学習モデルの構築に半日から1日程度かかる」ため、検査精度達成のチューニングに非常に時間がかかる上、希望する検出精度が達成できず。

弊社の“FALCON”で、お客様のワークテストをデモで実施。15分程度でモデル構築を完了。短時間でもしっかりと異常部が検出できた点に魅力を感じ、本格検討を決定。その後、お客様要望を満足。